図4.スラブと相境界の相互作用の数値シミュレーション
左は410kmより深いスラブが硬い(粘性率が高い)場合,右は軟らかい場合の結果です.スラブが衝突すると、相境界面が凹んで浮力を発生します.スラブが硬い場合にはスラブは平になったまま変形しないので,下部マントルに落下出来ません.一方,スラブが軟らかい場合にはスラブが前後に縮んだり折れ曲がったりして厚くなります.つまりメガリスが形成されます.そうすると、スラブは相境界の浮力に打ち勝って下部マントルへ崩落します.相境界の浮力数字は時間を表していて、10が1000万年です.すなわち,33.1は3,310万年を表しています.
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コンピュータでメガリスを作る〜沈み込んだプレートの行方を探る