研究設備
実験装置
超高圧発生装置
マルチアンビル装置(Multi-anvil apparatus)
超高圧高温下での実験ができます。
福岡宏先生(広島大学大学院工学研究科応用化学専攻)との共同研究として使用させていただいています。
・最高圧力:13 GPa
・最高温度:1300 ℃
・TRY、1000トンプレス([111] ガイドブロック)
・工学研究科C4棟1階 113室
学外施設:放射光施設(Synchrotron facility)
マルチアンビル装置用ビームライン
超高圧高温下において放射光X線を用いた測定ができます。
超高圧高温変形実験により地球内部の粘性率について研究しています。また、弾性波速度測定により地球内部の地震波速度構造についても研究を進めています。
・SPring-8
・高エネルギー加速器研究機構
高性能計算機
マントル対流シミュレーション
地震波解析
高性能サーバー・ワークステーション
地震計が捉えた地震動を解析し、スロー地震や常時自由振動についての研究を進めています。
・Dell、PowerEdge R730
・理学研究科D棟3階
・HP、Z4 G4 Workstation
・理学研究科A棟6階 A621室
分析機器
組織観察・組成分析
電⼦プローブマイクロアナライザー・EPMA(Electron Probe Micro-Analyzer)
試料の微細組織・凹凸を観察し、微小領域の化学組成を測定できます。
広島大学自然科学研究支援開発センター、低温・機器分析部門設置の共同利用機器です。
・日本電子、JXA-8200
・理学研究科J棟3階 J306-J307室
走査型電子顕微鏡・SEM(Scanning Electron Microscope)
試料の微細組織・凹凸を観察し、微小領域の化学組成・結晶方位を測定できます。
・日本電子、JSM-6390A
・理学研究科D棟1階 D104室
微小硬度測定
実験準備設備
加工装置など
精密3次元加工装置(Modeling machine)
超高圧実験に必要な圧力媒体、ヒーター、ガスケットなどの3次元加工が10 μmの精度で可能です。
超高圧実験における温度圧力の再現性が格段に上がります。
・ローランド、MDX-540S
・理学研究科A棟7階 A717室
レーザー加工機(Laser cutter)
金属箔などを切断し、超高圧実験に必要な金属ヒーター・加熱電極・歪マーカーなどを作製できます。
プログラム制御により、10 μmレベルであらゆる形状の加工ができます。
・アマダミヤチ、ML-7111A
・理学研究科D棟1階 D105室
精密穴あけ機(精密ボール盤、Precise drilling machine)
超高圧実験に必要な圧力媒体などへの穴あけが10 μmの精度でできます。超高圧実験における温度圧力の再現性が格段に上がります。
あけた穴には、ヒーター・断熱体を詰めたり、熱電対線を通したり、放射光X線透過用の窓材を詰めたりします。
・新興工機
・理学研究科A棟7階 A717室
スポット熔接機(Precise welder)
超高圧実験に必要な貴金属カプセルの熔接が顕微鏡下で行えます。
これにより確実に流体や水を封入した実験ができます。逆に試料の周りから水を流入させないことで無水条件の実験もできます。
・Lampert、PUK 5
・理学研究科A棟7階 A716室
精密切断機(Precise cutter)
10 μmの精度でセラミクス・金属・実験回収試料を切断できます。
刃は、厚さ100 μm、150 μm、200 μmを揃えています。
・ビューラー、アイソメットLS
・理学研究科A棟7階 A717室
マイクロメーター(Micrometer)
1-2 μmの精度で厚さを測れます。
測定部の直径は、2.0, 3.0, 6.25 mmを揃えています。
・ミツトヨ、SPM-25MX, SPM2-25MX, MDC-25PJ
・理学研究科A棟7階 A717室
治具
厚さ調整治具(丸穴)
円柱形・円筒形のセラミクス・金属の厚さ・長さを10 μmの精度で調整できます。
穴の直径は、1.0, 1.2, 1.4, 1.6, 1.8, 2.0, 2.2, 2.6, 3.0, 3.2, 3.8, 4.2 mmを揃えています。
・新興工機
・理学研究科A棟7階 A717室
厚さ調整治具(角穴)
直方形のセラミクスの厚さ・長さを10 μmの精度で調整できます。
穴の一辺は、5.1, 5.6, 7.0, 8.0, 9.0 mmを揃えています。
・新興工機
・理学研究科A棟7階 A717室