地球・惑星の内部は形成時から長い時間をかけて運動し,その過程で分化することで現在のような構造になりました。現在の内部構造を調べることは物質の性質や内部での移動を知ることにつながり,逆に物質の性質や移動を調べることで現在の内部構造がどのような過程で形成されたかを知ることができます。地球惑星物理学グループでは,地震波解析,高温高圧実験,数値シミュレーションなどの手法により,地球・惑星の固体部分の運動メカニズムと内部構造に関する研究を行っています。